少し前に999をBSで放送していました。
そこで見ていて思ったのが、日本のアニメは質がいい。
大人になればなるほどおもしろくなる。
ぼくが見たエピソードからおもしろかったものを紹介します。
鉄郎がある星でラーメンを食べた。するとそのラーメン屋で昔働いていた女性がやってきて店主に残飯を分けてほしいと言った。店主はしぶしぶ残飯を与えることにした。女性はゴミ箱をあさったが、ほとんど食べ物はなかった。鉄郎は気の毒に思い、彼女にラーメンをごちそうする。そこへある男がやってきてラーメンを注文した。彼は店主にあそこの男の子が金を払うと言った。その男は鉄郎が女性にごちそうしたのを知っていて、「俺にはラーメンを食べさせてくれないのか。不平等だ。」とどなる。仕方なく男にごちそうすることを決めた。すると男は外にいた大勢の人を連れてきて、「こいつが食わせてくれるってさ。」と言った。だが、当然お金は足りない。店主が食べられなかった人々に、「文句はあの子に言いな。」と鉄郎に指差す。飢えた人々は鉄郎を追いかけてくる。
というエピソード。優しさや寛大な心にはしばしば大きな責任が伴うということだと感じました。
もうひとつ。
ある星で鉄郎が999へのパスを盗まれた。そして999へ戻ると車掌が「申し訳ないが君は乗せられない。」という。「なぜ?」と問うと、「パスを持っていないものは乗せられない規則だから。」と車掌がいう。鉄郎が「もしぼくのパスをもったやつが現れたら、取り返してくれ。」と車掌に頼む。車掌は「それはできません。」と答えた。鉄郎は当然納得がいかない。そこにメーテルが、「どんな者であろうと、どんな方法でパスを手に入れたとしても、パスの持ち主が999に乗る権利を持つのよ。」という。
日常ではしばしば不条理なこと、理不尽だと思われることがある。君たちもそういう経験をすることがあるだろうということを覚えておきなさい。そんなメッセージが込められているかのようなエピソードでした。
子どもだと、ただストーリーの流れをつかんで追っていくことしかできないかもしれないが、少し成長してから改めて見てみると違ったものが見えるのではないかと思ったのでした。