処世術というものが日本では根付いている気がします。
例えば、「世渡り上手」というのは処世術を身につけた人のことや、そのような能力を指すと思います。
ぼくも一時期信じていました。親にも「要領よく」ということはよく言われて育ってきたので。
しかし、日本の処世術はしばしば方向性を間違える。その例を考えたいと思います。
まず、「ポジティブ思考でいこうよ」という考え方。「失敗を気にせず前を見てポジティブにいこうよ」という発想は欧米から来たもので、日本でも浸透していると思います。しかし、「ポジティブ思考」の本質は「失敗を踏まえて、次に生かす。だから挑戦することに臆するな」ということであって、決して失敗を忘れてとにかく元気出していこうよという考え方ではないということ。失敗をしたのに、それを踏まえなかったら、また同じ失敗をすると思うのです。「ポジティブ」ってそういうことではないと思うんですよね。
もうひとつ。「他人の長所だけを見て生きていこうよ。」という考え方。これもなんだか間違った考え方のような気がします。他人の長所を見出すというのは、人間関係において必要なことでしょう。でも長所だけ見て生きるのって本当の人間関係ですかね?ぼくは相手の短所や他人だったら嫌ってしまうような欠点をも受け入れることができる人こそ、本当に大きな器の持ち主だと思います。長所だけ見るのって、過ぎたるは及ばざるが如し、つまり短所だけを見て人格・人間性を判断する人らとなんら変わりないということですね。
ぼくも人間としてまだまだなので、あまりこういうことを書いても説得力はないのですが、書くことで自分に戒める意味もあります。
読んでいただいてありがとうございます。
最近ブログに気がついたよ。
返信削除私も、親に「要領が悪い」って言われてた。今でもそう思う。人付き合いとかね。でもね、私は、「要領が悪い」というのは、それだけ、自分に正直に生きているのだと思うんだ。
「他人の長所だけを見つける」という言葉は、私は嫌い。特に、自分の人生のパートナーを見つけたときに、その言葉は違うなと感じると思う。友達も恋人も、本当の信頼関係とは、たとえ、相手の短所を見つけて指摘したとしても、簡単に崩れないものだと思うから、短所が目につけば、それなりに注意してあげるのも本当の優しさ。言葉は選ばなくてはいけないけれども、それが生徒への愛情だと思って、短所も言うけどね。
「悪いことを1つ言って、いいことを3つ言う」
これが私のよくやること。
ブログ読んでても、たくま君の成長が本当に伝わってくる。きっと素敵な先生になるだろうな!楽しみ。
瀬戸口舞