2011年6月24日金曜日

鹿児島県教育振興基本計画 基本目標

基本目標「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり
1 知・徳・体の調和がとれ、主体的に考え行動する力を備え、生涯にわたって意欲的に自己実現を目指す人間
2 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養い、これからの社会づくりに貢献できる人間

本県には「郷中教育」や「日新公いろは歌」などの教えがあり、独自の歴史や文化を作り上げてきた。これらに教えにも見られるように、本県には教育を大事にする伝統や風土があり、豊かな自然、日本近代化をリードした歴史、地域独特の文化、農林水産業、人材などの教育資源も豊かである。地域で子どもを育てるという地域の教育力も残っている。
本県は、「あしたをひらく心豊かな人づくり」を基本目標として、生涯学習の観点から、主体性・創造性・国際性を備えた人間性豊かな県民の育成を目指し、取り組んできた。
改正教育基本法第1条に規定された教育の目的は、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行なわれなければならない。」となっています。
また、自律・責任感、他人を思いやる心、公共の精神、規範意識、伝統や文化を尊重する心、生命や自然を大切にする心などの豊かな心を備え、新しい課題に積極果敢に挑戦する気概、困難を乗り越える力を持った人材の育成が求められている。
これらのことから、本県では「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり」を基本目標とし、人材の育成に努める。

1 知・徳・体の調和がとれ、主体的に生涯にわたって意欲的に自己実現を目指す人間

子どもたちは「未来からの預かりもの」であり、かけがえのない一人の人間であることから、その価値を尊重し、自立した存在として生涯にわたっての成長を支える必要がある。
これからの社会においては、
・一人一人が学ぶことの楽しさを知ること
・基礎的な知識・技能の習得
・課題解決に必要な判断力・思考力・表現力
・自己実現を目指そうとする意欲・態度
を目指すことが重要である。


未来を担う子どもたちは、社会生活を送るうえで、規範意識、自律心、誠実さ、勤勉さ、公正さ、責任感、倫理観、感謝と思いやりの心、生命と自然を大切にする心、礼節を重んじる心、感動する心などを身につける必要があります。


健やかな体は、人間の心の発達を支え、人としての生活を送るのに不可欠なものです。子どもたちがたくましく成長し、充実した人生を送ることができるよう、生涯にわたりスポーツに親しむことができる習慣や体力・運動能力を身につけさせるとともに、心身健康の維持に必要な知識、習慣も身につけさせることが必要である。

2 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養い、これからの社会づくりに貢献できる人間

グローバル社会の中で、国際社会の一員であることを自覚し、異なる文化や歴史の中にいる人々と共生していくことが必要となる。
このためには、伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛し、他国の尊重と国際社会の平和と発展に寄与する態度の育成が重要なのである。

同時に身近な地域社会の課題解決に主体的に参画し、その発展に貢献しようとする意識・態度の育成も重要になる。少子高齢化・過疎化の進む我が県では、地域づくりの担い手の減少と地域の活力の衰退などが予想されている。今後地域社会の課題を自分の課題であると認識し、積極的に行動することが求められる。

互いを支え合う互助の精神に基づいて、個々人の主体的な意志によって、自分の能力・時間を他人や社会のために役立てようとする意識を高める。また、自らが国や社会を作り上げる主体であるという自覚と行動、公共の精神、社会規範を尊重する意識や態度を育成する。

「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり」の実現に向けて、次の視点で施策を推進する。

(1)時代を超える変わらない価値のあるものの尊重
教育には、「不易(時代を超えて変わらない価値のあるもの)」と「流行(時代の変化とともに変えていく必要のあるもの)」があると言われる。個人の尊重、自律心と責任感、他人を思いやる心、公共の精神、規範意識、伝統と文化を大切にする心、幅広い教養・健やかな体などの豊かな人間性は、いつの時代の教育でも大切なはぐくんでいかなければならないものであり、施策の推進にあたって重要視されるものです。

(2)社会の変化への的確かつ柔軟な対応
時代の変化に対応した教育を行なわなければ、画一的な教育になり、個人と社会の活力を衰退させることになる。本県は少子高齢化やグローバル社会などの環境に取り巻かれていて、それは急速に変化している。このような社会の変化に的確・柔軟に対応できる人材の育成を目指した施策を推進する。

(3)学校・家庭・地域・企業等の相互連携と協力
学校は、個性に応じて基礎基本となる知識・技能を学ぶ意欲を身につけさせ、情操を豊かにする教育や健やかな体をはぐくむ教育を行ない、児童生徒の能力を伸ばす。
家庭は教育の原点である。子どもが社会生活を送るのに必要な習慣を身につけさせ、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図ること。
地域は、社会の基本単位である家庭を支え、異年齢間での交流や体験による人現生の育成などの、子どもが社会の中で役割を果たし、自立した個人として成長する上で大きな役割を担っている。
企業は、学校などと連携した職業教育・キャリア教育への協力を通して、地域社会の教育向上のための役割を担うことを要求される。
上記のように、学校・家庭・地域・企業等が、それぞれの役割を果たせるよう、相互に密な連携・協力を図り、施策を推進する。

(4)郷土の教育的な伝統や風土を活用
本県には、教育を大事にする伝統や精神、風土、豊かな自然、地域独自の文化が豊富で、さらに地域全体で子どもを育てるという教育も残っている。
これらを有効活用し、施策を推進する。

0 件のコメント:

コメントを投稿